爪噛み癖
昨日は、お昼休みにスタッフ全員参加
でニキビの勉強会を行いました。
マルホさん、ありがとうございました
そして本日の写真は噛み爪の方です。
10年以上前から爪を噛んだりむしってしまうことに悩み、受診されました。
自分でやめようと思っても止めることができないのが、癖。
かの徳川家康も爪噛み癖が治らなかったと言われています。
米国皮膚科学会に、爪噛みを止めるための6つのヒントがありましたのでご紹介。
1、爪を短く切る
2、苦味のあるマニュキュアを使う
3、定期的にネイルケアを受ける
4、爪を噛む習慣を別の手段に置き換える
5、爪を噛むきっかけを知る
6、爪を噛むことを徐々に止めてみる
普通の病院での治療は、ほとんどが上記をお伝えするまでだと思います。
当クリニックでは、そこから先の治療のお手伝いをさせていただいております。
初診時の写真です。爪は短く、指先がポテッと丸く盛り上がっています。また元々爪があった部分の大部分がムシられ、痛々しく爪床がむき出しになっています。甘皮もありません。
↓人工爪をのせた状態です。経験豊富な医療ネイリストが行います。写真のようにマットな状態に仕上げることもできますので、男性の方にもとても喜んでいただけます。
↓6ヶ月後
これは人工爪ではなく、ご自身の爪です!!
写真のように自爪が先端まで伸びれば終了ですが、
見違えるように健康的な爪になりました。
*写真使用の許可をいただいております全ての患者さまに感謝申し上げます。
当クリニックでは、病院でもネイルサロンでも施術を受けることができず悩んでいらっしゃる方のお手伝いが少しでもできれば良いとの思いから
2009年にメディカルネイルをスタートいたしました。
病院併設のメディカルネイルサロンは調べる限りでは、当時日本で初めてでした。
爪の世界的権威、爪のパイオニアである東先生、
私の大先輩であり、巻き爪治療にも力を入れておられる公立昭和病院の林先生、
また文献を調べる範囲では数少ない先生方が
人工爪を治療に用いておられますが、
当院ではさらに整容的にも力を入れて施術を行っておりますので、
噛み爪、深爪、波板状爪などでお困りの方は、どうぞご相談ください。
当院の噛み爪、爪いじりの治療は15歳上限定となっております。それ以下の方は小児科、心療内科などでのご相談をオススメしています。ご理解いただきますようお願い申し上げます。
爪白癬治療薬に「ルコナック爪外用液5%」が登場予定です
日本人の10人に1人、約1,200万人の人が罹患していると言われる爪白癬
。
しかし現在日本で承認されている爪白癬の薬は内服が2種、外用が1剤のみです。
約2年前に外用薬であるクレナフィン(エフィコナゾール)が発売され、治療は大きく変化しました。
そして今回、佐藤製薬から「ルコナック爪外用液5%」(ルリコナゾール)が発売予定となっています。4月下旬ごろということで期待したいところです!
神楽坂 肌と爪のクリニックhttp://www.hadatotsume.com
足小指の爪の痛み 内反小趾と爪変形 その2 治療編
院長の野田弘二郎です。今回は前回に続いて内反小趾による爪の痛みについての話しです。今回は対処法、治療法について説明します。
内反小趾によって爪の痛みが出る理由は先の細い靴によって小指が内側に向かって強制的に曲げられ、それが繰り返されることで徐々に小指が外に傾いていき、最終的に爪の端が接地してそこに体重がかかるからというのが前回のお話でした。
内反小趾による爪の痛みですが、解決法があるでしょうか?整形外科などで小趾の内反自体の治療が受けられれば一番良いのですが、そもそも先の細い靴により強制的内反させられているので靴を替えないことには解決はあり得ないでしょう。当院では内反小趾による爪の痛みに対して次ぎの3つの対処を行っています。
1.小指を過度に内反させないことで、それに伴う小指の外旋を防止し接地を防ぐ。
・先の細い靴、ヒールの高い靴は履かない。
・小指の内反を防ぐために魚の目用リングを使う。
2.幅の広くなった爪の手入れをする。
・ニッパータイプの爪切りで小爪を切る。あるいは爪の幅が狭くなるよう整える。
・就寝前に小指の爪に尿素剤(ウレパールという名前で市販されています)を塗り、サランラップで覆う。起床後に洗い流してからヤスリで爪を軽くなでるようにして薄く削る手入れを月一回程度する。(尿素剤のかぶれに注意して下さい)
3.幅の広くなった小指の爪を手術で幅を狭くすることで接地しないようにする。
・巻き爪の根治手術に準じた手術(部分的Zadik法)を行い爪の幅を狭くする。術後に先の細い靴を履くと爪は痛くなくても、手術の傷跡が靴に圧迫されて別の痛みが生じるいう大きな欠点があるので最終手段とお考え下さい。例えば裸足でも痛いような方にしか勧められません。
最後に内反小趾の予防法について。これは先の細いハイヒールを履かないことに尽きます。女性の皆さん、貴女の足をもっと可愛がって上げて下さい。足とのお付き合いは一生涯続くのですから。
手術後 爪の幅が正常
手術前 爪の幅が広すぎる
治療前 爪の幅が広く接地してしまう
治療後 爪が接地しない
足小指の爪の痛み 内反小趾と爪変形 その1
院長の野田弘二郎です。
当院には足の親指の爪の患者さんが多くいらっしゃいますが、中には足の小指の爪が痛いという方もいます。
日常的にハイヒールを履く方に多い症状で、「ある朝いつものハイヒールを履たら、突然飛び上がるほど痛みがあり、それ以来その靴が履けなくなった。裸足や余裕のある靴だとウソみたいに痛くない」というのが典型的な症状です。こうした方の中には巻き爪やウオノメによる痛みの方もいらっしゃいますが、実は半分以上の方はそうではないのです。
こうした方の足をよくよく診察すると小指の爪の幅が広かったり、外側に小さな爪(小爪などとも言います)があります。それだけではなくて小指が隣の指の下に入り込み、小指が外に倒れている(医学用語では外旋していると言います)のが特徴。こうした指を内反小趾と言います。指の付け根が靴にこすれて痛むこともありますが、この状態ではまだ飛び上がるほどの痛みではありません。
先の尖ったハイヒールを履くと、靴の形に沿って親指は外側に、小指は内側に無理矢理曲げられた状態になります(わかりにくいのですが医学用語で「身体の中心軸」に近い方が内、遠い方が外と言います)。この状態で歩くと、ハイヒールでは踵が高いため足が前方に滑り、指は更に狭い靴先に押し込まれる状態になり小指の内反は更に激しくなります。それと共に写真のように小指は外に倒れみ爪が外を向くようになり、日常的に履き続けるとやがて靴の中で小指は完全に横倒しの形になります。そしてついには爪の外側の端が靴底に触れるようになり、足に体重を掛けた時に小爪の部分に体重がのしかかることで激痛となるのです。裸足や先に余裕のある靴だと痛くない理由は、小指の内反すなわち、小指が隣の指の下に入り込む程度が軽く済み、端が接地するほど爪が傾かないので痛くないというわけです。
こうした症状の方は他にも小指の外側や内側のウオノメや指関節のタコ、外反母趾、足の裏のウオノメやタコなど不適切な靴選びにより、長年蓄積してきた問題を多くかかえていらっしゃることもあります。外反母趾や内反小指を治すのは整形外科の仕事になりますが、爪の痛みをとるだけなら私のような爪を専門とする医師もお手伝い出来ることがあります。次回は内反小趾の爪の痛みの治療について説明します。
爪噛み癖
こんにちは 野田真喜です毎日本当に暑い日が続きます。
皆様、熱中症にはくれぐれも注意してお過ごし下さいね。外でお過ごしの方は、長時間日なたにいることを避け、喉が乾いたと感じる前からコップ半分でも、10分おきくらいで飲むようにしてくださいね。
今日は、爪噛み癖についてです。
爪噛み癖は3歳以降に出現することが多く、10才くらいをピークとして多くは自然になくなっていきます。
しかし、大人になっても止めることができなかった場合や、思春期以降に出現した場合は治療はなかなか困難です。
自覚していても止めることができないのが癖。
医学的には、自分の体をいじる癖が固定してやめられない状態を『神経性習癖』と呼びます。
爪は小さくなり、爪の先はノコギリ状にギザキザとしています。そして、指先はポテッと丸くなっていることが特徴です。
長年にわたる習慣を止めることは、非常に困難です。一人で悩まずに病院に相談しましょう。とは言っても普通の病院では対応はなかなか難しいかも知れません。
心のケアは、メンタル科の先生がご専門ですが、
当クリニックでは、見た目の改善のお手伝いができます。これが治療の大切な一歩となります。
当院の噛み爪、爪いじりの治療は15歳上限定となっております。それ以下の方は小児科、心療内科などでのご相談をオススメしています。ご理解いただきますようお願い申し上げます。
治療開始当日です。
綺麗な人工爪は通常の長さのがあり、容易には噛み切れません。
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治療開始2ヶ月後
自爪が先端までキレイに伸びて、指先の形も改善されています
ここまで頑張っていただくと、人工爪は終了、治療も終了です
強いストレスにさらされて、再発してしまう方もいらっしゃいますが、
その場合はご希望があれば何度でも繰り返し人工爪を作ることができます。
しかしほとんどの方が、再発なく卒業されていきます。
頑張って治したいとお思いの方は、ご相談下さい。
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爪がボコボコ!!波打っている!~波板状爪(corrugated nail)洗濯板状拇指爪~
今日は、爪。
爪の表面がぼこぼこと波打っていることが心配と来院される方のお話です。
手の親指の爪の表面がぼこぼこと波打つ様に横溝が連続して形成されていることが分かります
。
そしてよく見ると、後爪郭が後退することにより爪半月が大きく見える、爪郭皮膚がむしられて赤くなっているなどの変化もあるのですが
それはさておき、、、
どうしてこうなってしまうのでしょう。
爪の根元の皮膚の部分はとてもデリケートなのですが、
その部分に長い間炎症があったり、刺激があると生えてくる爪がキズついてしまうのです。
そして一番多いのが爪をいじってしまう癖によるもの
です。
無意識のうちにずっと爪の根元を触る癖があると、数ヶ月~数年かけて爪が変化してきます。
治療は、『爪をいじることをやめること
』が最も大切になりますが、
習慣として、なおかつ無意識に続けていることをやめるのは、とても難しいことです。
炎症を抑えるために塗り薬を併用することもあります。
また手助けとして、人工の爪
を作ることがあります。
あくまでも治療ではなく、見かけをキレイにしているわけですが、
キレイになった爪をみて、『爪をいじらなければ、こんなにキレイになるんだ~
』
『なんとかいじらない様に頑張ってみよう
』という前向きな気持ちになりますよね。
触らない様に少しでも気をつける訳です。
来院時
人工爪をつけている状態
人工爪卒業時➡ご自身の爪です。
他の患者さんです。
来院時
人工爪をつけている状態
人工爪卒業時➡ご自身の爪です。
また他の患者さんです。
来院時
人工爪をつけている状態。マットな質感に仕上げることもできます。
人工爪を時々付け替えながら3ヶ月~6ヶ月ほど触らずにいると、
自分の爪もキレイになり、人工爪は卒業です