神楽坂の新名所誕生
当院のはす向かい、ここ2年ほど工事が行われていた東京理科医大の新しいビル
がようやく完成しました
。建築中はK2ビルと呼ばれていましたがポルタ神楽坂という名前に決まったそうです。
神楽坂に面した部分は地下一階~2階が店舗、上階はアパートになっています。当院のはす向かいなのでどんなお店が入るか楽しみにしていました。勝手なことを言えば、当院の患者さんが外で診察の順番をお待ちいただけるカフェや書店があると良いなと思っていました。その店舗のいくつかが分かってきました。今分かっているものは次のようなお店があります。
トレド(昔からここあった喫茶店)
福壽庵(たい焼き)
マーメイドカフェ(パン屋カフェ?)
IMPLEXE Sherbes(レディスセレクトショップ)
丸勢水産(乾物や?)
梅花亭(坂上にもある和菓子)
サーティワン?(未確認)
本格的なオープンは5月末以降になるようですが、もっといろんなお店が入るようです。来院のついでに是非寄ってみて下さい
*写真左側のベージュ色のビルは当院があるさわやビル、奥がポルタ神楽坂です。
新しい巻き爪矯正器具「ドクターショール巻き爪用クリップ」医師の感
患者さん自身で取付け取り外しの出来る全く新しい巻き爪矯正器具「ドクターショール巻き爪用クリップ」が発売され
ました。
http://drscholls.jp/makizume/top.html
爪の先端を4つのクリップで挟みそれらと一体となったバー部分の弾性で爪を矯正します。いままで巻き爪矯正に使用されていた超弾性ワイヤー(ニッケルチタンワイヤー)は加工が難しいのが欠点で線材、板材しか存在しませんでした。そこで東北大のグループが銅、アルミ、マンガンを使って複雑な形に加工が出来る新しい超弾性の合金開発しました。この金属を使った最初の製品として「ドクターショール巻き爪用クリップ」が発売されました。データは持っていないのであくまで私の個人的な感想ですが弾性という物理特性についてはニッケルチタンには一歩及ばないようです。
購入するのはドラッグストアではなく病院です。医師が使用する治療器具の一つという位置づけなのでネット通販やネイルサロンに流れないよう流通はかなりしっかりとコントロールされています。自費診療の一環となるため定価は存在せず一個5000円~10000円ほどと予想されます(当院では現在6000円で始めました今後変更の可能性もあります)。取扱いクリニックを受診し、医師による診察を受け、正しく診断してもらったうえでサイズを測り、使用法の説明を受けることになります。しばらくは月一回程度通院して経過を診てもらう必要があります。ずっとつけていても良いのですが、なくさないためにも入浴時や就寝時は外した方が良いでしょう。
国内でクリップ治療が本格的に始まって1ヶ月半、当院で治療開始して3週間ほどです。その間当院では新規患者さんやワイヤー矯正後の患者さんの指40本に対して治療しました。まだ少ない経験(それでもこの期間での数としては国内最多ではないでしょうか?)ですが従来のマチワイヤーと比較すると・・・
メリット
1.費用が安い;何度でも半永久的に使えるので交換の度に費用の掛かるマチワイヤーと比べると治療コストが1/3以下です。
2.自分で管理できる:つけ外しが簡単です。特にワイヤー矯正を終わった後の再発防止に役立つと考えています。
3.病院間での治療に差が付きにくい:ご存じない方が多いですが、マチワワイヤー矯正は医師の経験、技術によって結果が大きく変わります。クリップではそれが出にくいと思います。
デメリットは、
1.取れやすい:けっこうかさばる上にクリップで挟んでテープで固定するだけなので簡単に取れてしまいます。靴下を脱ぐ時や入浴の際になくさないよう気を遣います。実際なくしてしまったという患者さんが多いですし何度もなくすと費用負担も大変。
2.矯正力が弱い:残念ながらマチワイヤーと比べると矯正力が桁違いに弱いです。また矯正強度が調節できないというのも欠点です。そのため治療に非常に時間がかかることがあります。BSブレイスよりはましといった程度でしょう。
3.治療できない爪が多い:変形が大きいとクリップをつけることが出来ませんのでワイヤーである程度矯正する必要があると思います。当院では化膿している爪や深爪でもマチワイヤーで治療しますがクリップは無理だと思います。薄い爪では取れやすく、厚い爪ではつけるのが大変です。足の親指以外や手の爪も治療できません。
4.その他:サンダルが履けない、マチワイヤーのように上からペディキュアが出来ない、身体が硬い人や目の悪い人はつけるのが非常大変。
ワイヤーとクリップの療法を使用した患者さんに伺うとワイヤーと比べてかなり面倒とのことで6割以上と意外にも多くの皆さんがワイヤーによる治療を続けることを希望されます。1,5~2ヶ月おきの通院以外、患者さん自身は一切なにもする必要のないワイヤーの快適さを知ってしまうとクリップはとても面倒に感じられるようです。まとめて言うとクリップ療法は、ごく軽度の巻き爪の人で面倒くさがりでない人で治療を急がない人には最適だと思います。尚当院では巻き爪の新規患者さんの中でクリップ矯正のみを希望された方はこの3週間では18人中1人に過ぎませんでした。
患者さんが自分で行える治療器具というアイデアはとても良いと思いますがまだまだ問題が多く正直言って期待したほどではありませんでした。開発時の治験にあたった病院の巻き爪治療症例数が少ないこともあり製品として洗練されるのはこれからだと思います。今後の改良が望まれます。
一人お花見
4月3日のお昼、神楽坂界隈は大変な人出でしたよ
。天気に恵まれ外堀のさくらがキレイなせいでしょう。私もお留守番の職員に内緒でお昼休みにマクドナルドでランチ
を買い、外堀沿いの公園で一人
お花見をしました。写真に写っている外堀のウォータフロントにあるカナルカフェはスゴイ行列になっていました。夜は副院長と靖国神社へ行ってきました
。こちらも大変な賑わいでした
神楽坂まつり 2009
7月22日から25日まで第38回神楽坂まつりが開催されます。
http://kagurazaka.in/matsuri/index.html
神楽坂商店会をあげてのお祭りの準備もちゃくちゃくと進んでおり、通りに面した歩道には提灯が点灯して雰囲気を盛り上げています。いつも賑やかな神楽坂通りが祭りを前に一層華やかさを増しております。
商店会メンバーでもある当院も微力ながら参加させていただいており、当院の並びにあるサークルKの前にクリニックの名前の入った提灯を出しております。4ヶ月前に開院したばかりですがこの提灯を見ると伝統ある神楽坂に軒を連ねる名店からなる神楽坂商店会のメンバーであることを誇らしく、嬉しく思います。
Wikipediaによるといわゆる神楽坂は、「早稲田通りにおける大久保通り交差点から外堀通り交差点までの坂」(住所の上での神楽坂はもっと先まであります)となっております。神楽坂商店会に加盟するためにはこの間にあり、かつ店舗が神楽坂に面していることと言う厳しい条件があるのです。当院は創業100年の老舗化粧品&ネコちゃんグッズのお店「さわや」さんの2階を借りて開院した縁でさわやさんよりメンバーに推していただきました。
最近では神楽坂のお店の方も多く来院していただいております。これからも地域に密着した医療機関として信頼されるクリニックを目指していきたいと思います。商店会の皆さん、地域住民の皆さん、まだできたての当院ですがこらからもよろしくお願いいたします。
駅看板が増えました
*2019現在、JR飯田橋駅改札付近は工事中のため、看板はホームに設置されているもの(東口エスカレーターを上がってすぐのところにあります。)のみとなります。
患者さんのご案内用にJR飯田橋駅の東口エスカレーターを昇ったホーム上に看板を出させていただいておりますが、おかげさまで沢山の方が看板を見て来院されます。飯田橋駅からクリニックへ行くには神楽坂側の西口が近いのでホームから西口改札に繋がる通路にも看板を追加させていただきました。もともとロイヤルホスト神楽坂店の隣、老舗お化粧品&ネコグッズのお店「さわや」さんの2階というとてもわかりやすい場所にあるのですが、この看板でさらに迷わずご来院いただけると思います。
当院の最寄り駅はJRとメトロの飯田橋駅となりますが、「神楽坂 肌と爪のクリニック」という名前からか初めての患者さんは東西線「神楽坂駅」や大江戸線「牛込神楽坂駅」を利用される方も多いです。ちょっとだけ遠くなりますが、来院のついでに毘沙門天を眺めたり、五十番の肉まんや毘沙門せんべい買いつつ神楽坂の風情を楽しむというのもお勧めです。
「目立たない」とあんまり評判が良くないのが入り口や建物の壁についている看板。色が薄く書体も細いので押し出しの弱い看板ですが、神楽坂の雰囲気を崩さないよう特に配慮したものです。私としては押しつけがましくないところが良いと気に入っています。エントランス脇の置き看板に案内用パンフレットが立ててあるのですが、これが相当な勢いでなくなることからこの看板で十分機能しているのだろうと思います。といってもこれは看板のデザインと言うよりは商品の横に看板を置くことを許していただいた「さわや」さんのお陰だと思います。さわやさんの商品を手に取られたお客様がついでにその横にあるパンフレットを持って行っていただいているからです。
神楽坂に遊びにいらしたら是非当院の看板を探してみて下さい。お買い物ついでにニンニク注射なんて如何ですか?(^^)
クリニックの名前について
院長の野田弘二郎です。私の自己紹介はホームページ(www.hadatotsume.com)をご覧いただくとして、今日はクリニックの名前の由来について書きます。
「肌と爪のクリニックなんて変な名前!」「覚えやすい!」と賛否両論の当院名ですが共通して言っていただけるのはインパクトがあるということです。皆さんが病気でお困りの時、「あそこに相談してみようかな?」と思いついていただくためには、まずは覚えていただかなければいけません。記憶に残してもらうというのは実績のない開院したてのクリニックにとって大切なことです。そして覚えていただくためにはインパクトのある名前はとても効果的だと思うのです。
院名が決まるまでは紆余曲折ありなかなか決まらずに困っていました。爪医療に力を入れた皮膚科というコンセプトがわかりやすいようにと考えていて、うんうん悩んでいたとき車の運転中にパッと思いついたのが「肌と爪のクリニック」でした。「コンセプトをそのまんまの名前にしてみたら面白いかも」と思いついたんです。周囲に意見を聞いてみた時は「なにそれ?」みたいな反応が多くてすごく迷いましたが開院後は多くの患者様から診療内容がわかりやすい、興味を引かれた、覚えやすいと言っていただいております。いまではこれ以外考えられないくらいすごく気に入っています。どうかこれからもこのちょっと変わった名前のクリニックをよろしくお願いいたします。