目の周りのホクロ
- 2024.08.31
目の下のほくろの手術の方の経過です。
この方は術後数年して、他の部位の治療のために来院されました。キズは目立たなくなり喜んでいただけました。
目の周りの皮膚はとても薄いので術後数日は皮下出血が出ることがあります。皮下出血は10日程度で消えていき、傷の仕上がりに影響はありませんが、大事なご予定がないときの手術をおすすめしています。また術当日は自宅に戻られてからガーゼの上から冷やして頂くこともあります。ご相談ください。
目の下のほくろの手術の方の経過です。
この方は術後数年して、他の部位の治療のために来院されました。キズは目立たなくなり喜んでいただけました。
目の周りの皮膚はとても薄いので術後数日は皮下出血が出ることがあります。皮下出血は10日程度で消えていき、傷の仕上がりに影響はありませんが、大事なご予定がないときの手術をおすすめしています。また術当日は自宅に戻られてからガーゼの上から冷やして頂くこともあります。ご相談ください。
こんにちは😃
黒子の手術の方の治療経過です。
術後の抜糸は1週間で済みますが、傷が落ち着くのは半年から1年ほどかかります。
この方は手術から1年たち、他の治療のため久しぶり来院されました。当院を信頼していただき次の手術も任せて頂けることはとても嬉しく思います🐻ホクロ自体をしっかり切除することはもちろんですが、傷の向きを目立ちづらい方向にすること、傷の長さを極力短くすること、皮膚の表面だけでなく真皮の縫合を確実に行うこと、術後の患者さん自身に行っていただくケアについての説明などを特に気をつけて診療にあたっております。
#n神楽坂肌と爪のクリニック#ほくろ手術#粉瘤#脂肪腫#手術#形成外科#神楽坂#日本形成外科学会専門医#皮膚腫瘍外科指導専門医
電話なら当日予約可能。突然の痛みや手術希望にも可能な限り対応いたします。
5日以内で来院希望の方は電話でお申し込み下さい。
【平 日】10:00~13:00/14:00~19:00 【土曜日】9:30~12:30/13:30~18:30
こんにちは
シミのレーザー治療をされた方の経過をお伝えします。
レーザー照射前
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以前ご紹介させていただいた、鼻の横にあるほくろの方の治療経過です。
手術の後のキズ跡は、お化粧や洗顔時の摩擦を避けることや、日焼けをしないようご説明いたします。
。必要に応じ、目立ちづらいテープを傷の上に数ヶ月貼って過ごしていただきます。
先日、術後3ヶ月の経過観察に来てくださいました。
順に、術前、術後7日目、術後3ヶ月です。
皮膚腫瘍の治療・・・皮膚皮下腫瘍摘出術 【手術】局所麻酔の下、手術を行います。腫瘍を切除し止血確認後に皮膚を縫合します。【リスク】皮下出血、感染、瘢痕、ケロイド【手術費用】保険診療になります。大きさや部位により異なります。(例:約9,000円:頭部・顔面の5mm程度のできもので3割負担の場合。診察料、検査料、麻酔料、お薬代などを含む概算。)
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肌爪先生こと『神楽坂肌と爪のクリニック』の院長、野田弘二郎です。
YouTube『神楽坂肌と爪のクリニック公式チャンネル』、おかげ様で、チャンネル登録される方が増えてきました。ありがとうございます。
登録がまだという方はぜひチャンネル登録をよろしくお願いいたします。
今回は「ホクロ除去」についてです。
方法としては『手術』と『レーザー』がありますが、はたして本当にイイのはどちらなのか?をテーマに、私の形成外科医としての考えを“同業医師への忖度抜き×完全患者さん目線”で、本当のところを包み隠さずお話ししていきたいと思います。
というと同業の先生方に怒られてしまいそうですが、ここはひとつ勇気を持ってお話しさせていただきますので、どうか最後までご覧ください。そして、私の考えに共感していただけましたら、是非ご家族やお友達にも教えてあげていただけると幸いです。
【目次】
5.手術VSレーザー、仕上がり以外のメリット・デメリットとは?
昨今、YouTubeには医師が解説するホクロ切除動画が多数上がっています。
レーザーと手術のどちらが良いのかについても、たくさんの専門家による解説があり、私もいくつか視聴させていただいたのですが、そこでひとつ気づいたことがありました。
あくまで私が見た限りなのですが、動画で情報発信をされている方は、主にホクロ除去をレーザー治療で行っている美容系の先生がほとんど、ということです。
そして、それらの動画のほとんどが同じ結論に至っています。
それは「手術も良いのだけれど、やっぱりレーザーのほうがキレイになる」という結論です。一般の皆さんであれば「専門家が言うのだから、そうなのか」と納得されるのかもしれませんが、私は同じ医師として、また形成外科の専門医として、その結論にかなり違和感を覚えてしまうのです。
「いやいや、そうじゃないでしょ!」と…。黙っていられなくなり、この記事を書こうと思いました。
これを聞いて「えっ?」と思った方もいるでしょう。レーザーでホクロを取れば傷痕は残らないと思っていらっしゃいませんか?わかります。ただ、それは非常によくある、大きな誤解なのです。ご相談の多い皮膚病変の深さを、以下のイメージ図で比較してみましょう。
シミやイボは皮膚の浅い部分にある表皮病変。治療で取り除いても、そこに生じた欠損は正常の皮膚で覆われるので傷痕を残さずに治癒します。
一方で「ホクロ」というのは皮膚の真皮という深いところまであるので、手術かレーザーかに関わらず、取り除いた後は正常皮膚ではなく、瘢痕組織という傷痕の組織で埋められて治癒するという特徴があります。
瘢痕組織は少し、テカテカしていて正常皮膚とは質感が異なります。皆さんがキズと呼んでいるものそのものです。
ホクロをレーザーで除去すると、その大きさでやや凹んだキズ跡になる。これは多くの動画で説明されています。例えば直径1cmのホクロを除去すると、レーザーでは直径1cmの傷痕になります。
手術では除去後に1本の線状の傷痕になるよう糸で縫い縮めます。レーザーのように凹みこそしませんが、逆にキズの両端が盛り上がります。縫い縮める時に中央と端に近い部分では、皮膚の移動距離に差があるためで、犬の耳のように見えることからドッグイヤー変形と呼ばれています。
盛り上がる部分をあらかじめ切り取ることで、変更を目立たないように修正することはできますが、そうするとキズの長さは直径の3~4倍にする必要があります。つまり1cmのホクロ除去の場合、傷痕の長さは3~4cmの線になるということです。多くの動画で「手術ではキズが長くなる」と解説しているのはこのことを言っているのです。
傷痕が3倍になると聞くと、ひどく目立ってしまいそうですが、本当にそうなのでしょうか。実は手術ではキズ跡を目立たなくするテクニックがいくつかあるのでご紹介します。
ひとつは当たり前のようですが、丁寧に手術をすること。
長い傷痕もかなり目立たなくできます。写真のケースは若い女性の顎のホクロ。
私が手術で除去しました。左の手術デザインでは、傷痕がホクロ直径の3倍くらいになってしまうことがわかると思います。でも、右の術後1年の写真をご覧ください。いかがですか?長いキズ跡は目立っていませんよね。
こちらのケースも同じです。太い毛が生えていたので同時に処理してあります。術後の傷痕は見えますが、キズの長さは気にならないと思います。このようにキズが目立たないのは、手術ではキズ跡が細かい線になるので、レーザーと比べれば皮膚の表面から見える瘢痕組織の量が圧倒的に少ないからです。
一般的な考え方ではないのですが、ホクロ除去後の傷痕を目立たなくするために最も重要なのは、この「瘢痕組織をいかに少なくするか」ということだと私は考えています。
また、別のテクニックとしてキズの長さ自体を短くすることもできます。写真のケースは上唇の盛り上がったホクロですが、慎重にキズを合わせることで、長さをホクロの3~4倍ではなく、2倍程度に抑えられました。
皮膚の伸展性や周辺筋肉の動きからドッグイヤー変形になりにくい場所だからです。じつはこの患者さんは、ほかのクリニックでレーザー治療を受けて、ホクロがまったく取れていないということで私のクリニックに来院されました。
そのクリニックの医師から「ホクロ表面にレーザーによるクレーター状の傷痕がみられます。最初にホクロを手術で取るとキズが3~4倍にもなるのでやめた方が良い」と説明されたそうです。論理的にはその通りですが、写真を見てわかるようにテクニックでカバーできることがお分かりいただけると思います。また、傷の治りの良い鼻やまぶたでは「くりぬき法」といって、ホクロ除去後に欠損を縫わずに自然と治るのを待つテクニックもあります。
この場合、傷痕の長さはレーザーと同じです。このケースは鼻の大きなホクロで、欠損を縫い縮めてしまうと鼻の形が変形する心配があります。
「くりぬき法」を行うと欠損はレーザーと同じで瘢痕組織により埋められ、ホクロの大きさのやや凹んだキズとなりますが、レーザーの熱が加わらない分、治りが早くキレイに仕上がります。
傷痕を長くしないテクニックは他にもあります。それが「連続縫縮術」という方法。写真は太ももにある500円玉を超える大きさのホクロ。普通に手術すれば傷痕の長さは8~10cmくらいになってしまう。かといって、レーザーで除去して500円玉大の傷痕を残せばこれも目立ちます。
このケースでは手術を2回に分けて行うことで、ホクロの長さより少しだけ長く、細いキズに抑えることができました。
このように手術の欠点とされるキズの長さも、経験とテクニックがあれば、ほとんどカバーできるのです。私は「どのようなホクロであっても、レーザーよりも手術のほうがキレイに仕上げられる」と考えています。
ここまで、ホクロ除去は手術のほうがレーザーよりキレイに仕上げられると説明させていただきました。しかし、それはあくまで私自身の経験から得た見解。そもそも誰がメスを握るのかによって手術の仕上がりも異なるので、単純に比較することはできません。
そこで、仕上がり以外の部分で、手術とレーザーにどのような違いがあるのか、以下の表にまとめてみました。表ではメリットは青、デメリットを赤で示しています。
まず健康保険による治療ですが、手術は美容目的でなければ可能です。美容目的ではない場合とはどういうことかというと「飛び出したホクロがひっかかる」や「急に大きくなって悪性が心配」といった理由がある場合です。費用は自己負担3割の場合、顔で2cm以下なら5000円程度。今回、この記事でお見せしたケースは全例自己負担4980円でした。
炭酸ガスレーザーによるホクロ除去に健康保険を使うことは、どのような理由があってもできません。費用はクリニックにより大きく異なり、5mm程度で一個あたり1~3万円くらいでしょうか。つまり、手術の2~6倍の費用がかかるということです。
手術では治療回数1回で取り残しがないかを病理検査で確認できますが、レーザーでは熱の影響がどこまで及んでいるのか判断しにくく、病理検査による切除範囲の確認もできないので、時々取り残しが起きます。多くのクリニックではその際の費用は無料のようです。
写真の2つのケースは、他のクリニックでレーザーを受けたが再発してしまい、私のクリニックにいらしたケースです。鼻のホクロは毛穴部分で再発していますので、そこだけ追加でレーザー照射をしました。
手首のケースはテカテカしたキズの中央にホクロが再発しています。再発は仕方ないですが、レーザーの傷痕がタバコを押し当てた跡、いわゆる“根性焼き”のように見えてしまうのは問題です。こちらは傷痕ごと切除しましたが、今度はその跡が“リストカット”に見えてしまう心配もあったので斜めのキズに仕上げました。
こうしたケースでは最初から治療後の傷痕をイメージ(どう見えるのか?など)して治療にあたらなくてはいけません。
最後に抜糸です。手術では5~10日後に抜糸が必要となりますが、抜糸の翌日からキズ部分へのメイクが可能。レーザーでは、抜糸こそ不要ですがキズが自然になるのを待つため、メイクができるようになるまで10~21日と、手術の倍の日数がかかってしまいます。
いかがでしょうか。このように、ホクロ除去は仕上がり以外の部分でも、レーザーよりも手術のほうが有利なことが多いということが、おわかりいただけたのではないでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ホクロ除去に関する動画のほとんどはレーザーのメリットは説明しても、手術のメリットはあまり語られていませんでした。
今回の記事と以下の動画で、手術には患者さんにとって好ましい点がとても多いことがお分かりいただけたと思います。ついつい熱が入ってしまい、ボリューミーな内容になってしまいました(猛省)。
キレイに仕上げるにはスキルとセンスが要求される方法なので、ご興味をお持ちの方はお近くの形成科専門医に相談されることをお勧めします。
神楽坂肌と爪のクリニックで治療をご希望の場合は、こちらからご予約を承っております。
ご連絡お待ちしております。
医師 医学博士 院長 野田 弘二郎
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肌爪先生こと『神楽坂肌と爪のクリニック』の院長、野田弘二郎です。最近好評いただいているYouTube『神楽坂肌と爪のクリニック公式チャンネル』も開設しておりますので、
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さて今回ですが、顔の大きなイボを、健康保険を使って、しかもレーザーよりもキレイに取る方法、シェービングについてご説明いたします。
シェービングは昔から行われている方法であるものの、レーザーのようにネットで積極的に推奨する医師がいないためか、一般にはあまり知られていないのが現状。じつは患者さんにとってのメリットがとても多い方法なので、是非最後までご覧いただき、ご家族やお友達にも教えて上げてもらえたら幸いです。
【目次】
40代以降の方の頬やこめかみに多い、こげ茶色のデコボコ盛り上がったイボです。正式には『脂漏性角化症』または『老人性イボ』と言います。そう、実は前回の動画で取り上げた首のザラザラとおなじものです。老人性イボなんて少々残念な名前ではありますが、60代以降の方ならだれにでもあるごく一般的なデキモノです。
※前回記事も併せてご覧ください。
黒っぽくデコボコした不気味な見た目から悪性ではないかと心配される方も多いのですが「良性病変」です。
顔や首以外にも、髪の毛の中や背中などにもできることがあり、デコボコが広がって10円玉以上の大きさになることがあります。
自覚症状こそありませんが、見た目が悪く、お顔のイメージを大きく損ねてしまいますので治療を希望される方も多いです。
老化や紫外線の影響と考えられていますが、遺伝的な要因もあり「できやすい人」「できにくい人」の差が大きいのが特徴です。特殊なケースとして、胃癌など内臓の癌によって老人性イボができることがあります。数ヶ月間という短い期間に何十個も多発することがあり、レーザートレラ兆候(またはLeser-Trélat徴候)と呼ばれています。この場合、ただちに内臓の精密検査が必要です。
予防法としては日焼け止めを塗ったり、日傘さしたり帽子をかぶるなどの紫外線対策が有効ですが、背中など、もともとあまり日の当たらない部分にもできますのでそれだけで予防できるとは言い切れないのが現状です。
まず、はじめに申し上げますが、最近SNSで多く見かける「冷蔵庫にあるアレ」や、ハトムギ美容液で老人性イボが取れることは絶対にありません。くれぐれも騙されないよう、注意しましょう。イボを取りたくなったら医療機関、皮膚科や形成外科で相談しましょう。
治療法は主に冷凍凝固、手術、レーザー、電気凝固の4つ。手術には切除・縫縮と今回ご紹介するシェービングがあります。それぞれに特徴があり、表では他と比べて特に大きなメリットは青、デメリットを赤で示しています。どの治療法にするかは患者さんの希望もありますが、最終的には担当医の判断で決定されます。各治療法について説明していきましょう。
■冷凍凝固
冷凍凝固は-196度の液体窒素を数秒間イボに押し当てる治療です。
低温で破壊されたイボはカサブタになって2週間ほどで剥がれ落ちて治癒します。麻酔は不要ですが、イボの厚みに応じて数回繰り返すのが普通です。広く普及していますので、お近くの皮膚科で治療を受けていただけると思います。
■手術「切除・縫縮」
切除・縫縮とはイボの範囲で皮膚を切り取り、できたキズを糸で縫い縮める方法です。美容目的でなければ保険も使えます。
最大のメリットは取り残しがない確実さ。精密な病理検査が可能なので、皮膚ガンの可能性がある場合に有効な方法です。写真の症例ではイボ周辺に赤みがあり、悪性の懸念もあったため切除・縫縮で治療し病理検査をおこないました。結果、悪性細胞は見つからず、病変は取り残しなく完全に切除されていることも確認出来ました。綺麗に仕上げるにはスキルとセンスが要求される方法なので、熟練した形成外科医に依頼することをおすすめします。
■手術「シェービング・レーザー・電気凝固」
シェービング、レーザー、電気凝固に関しては方法が異なりますが治療イメージが似ていますので、比較しながら説明します。イボは皮膚の浅い部分だけにある表皮病変なので、深い部分は傷つけずに浅い病変だけを取り除けば良い、というのが二つの共通した考えです。
3つの違いですが、シェービングはメスを使ってイボを薄くそぎ取ります。レーザーは熱で破壊して、焦げカスをガーゼでこそぎ落とします。電気凝固は熱で溶かして拭き取ります。
どれも仕上がりに大きな差があるわけではないのですが、シェービングが「深さが均一でシャープ」なのに比べて、レーザーは「処理する深さにランダムなムラ」ができます。また、レーザーと電気凝固では火傷が加わるのでダウンタイムが多少長くなります。
後ほどあらためて説明しますが、シェービングと電気凝固は保険が使えるので治療費が安いという、患者さんにとってとても大きなメリットがあります。
<<文章では伝わりにくい部分もあるので、それぞれの方法を動画で説明します!>>
シェービングでは幅20ミリ程のメスで、飛び出したイボだけを浅く、薄く一気にそぎ取ります。わずかに出血するので高周波メスで簡単に止血して終了です。
レーザーは炭酸ガスレーザーという種類のものですが、光の当たる範囲が1ミリ程と狭いのでこのようにまんべんなく照射していきます。照射後、見た目はあまり変わりませんが熱でブヨブヨに破壊されているのでガーゼで簡単にこそぎ落とす事が出来ます。ほどんと出血しないので止血は不要です。
電気凝固は高周波メスという機械を使用します。器具が当たっている部分でイボが溶けるように破壊され、出血もありません。レーザーと電気凝固は機器を持っていない病院では施術できませんが、さほど高いスキルが要求されるものではないので、担当医師による仕上がりの差が出にくいというメリットがあります。
選べる治療法は医療機関の設備や医師の技量や好みによって変わってきます。できれば複数の治療法に対応できる医療機関を探すようにしましょう。また、説明や費用に納得できなければ、その場で決めずに別の医師に相談してみることを強くおすすめします。イボ治療はどの方法でもリスクは比較的小さいですが、取り残しや必要以上に深く皮膚を傷つけてしまうとケロイドが起こることがあります。医師の経歴や印象から、経験不足が懸念される場合やケロイドになりやすい体質の方は十分注意してください。
レーザー以外の方法は健康保険で受けることができます。ただし、これは毎回申し上げていることなのですが、美容目的の場合はどの方法でも保険は使うことができません。たとえば顔中のイボを一度に全部で取ることは保険ではできません。明らかに美容目的だからです。
「見た目が悪いから取りたい…」と言われてしまうと、我々医師というのは健康保険を使いにくいものです。「だんだん大きくなってきて、悪性も心配だから取って欲しい」と相談されれば、ほとんど場合、保険でカバーされると思います。ここ、かなり重要なポイントです!
◎具体的な治療費について
自費診療のレーザーはクリニックにより大きく異なり、イボが1~2センチの場合は一個あたり3〜10万円くらいではないでしょうか。その他にも診察料やお薬代に数千円、同時に病理検査を希望する場合、これも自費扱いとなり1万円位が加算されると思います。
保険で行う切除、シェービングと電気凝固ですが、自己負担3割の場合、顔で2cm以下なら手術料5000円ほど、他に診察料やお薬代が1000円位、病理検査は3000円位。合計でも9000円程とレーザーの1/4から1/10で治療が受けられますので是非ご検討下さい。
神楽坂肌と爪のクリニックは保険診療が中心で、なにより仕上がりを重視しておりますので、シェービングを選択することが多いですが、レーザーや高周波メスもございますので患者さんのご希望や病変によって最適な方法を使い分けて治療を行っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
「シェービング」は聞き慣れない言葉だったと思いますが、患者さんにとってメリットの非常に多い方法であることがお分かりいただけたのではないでしょうか。決してどの医療機関でも受けられるわけではありませんが、ご興味をお持ちの方は、お近くの形成科専門医に相談されることをおすすめします
当院・神楽坂肌と爪のクリニックで治療をご希望の場合は、こちらよりご予約を承っております。
老人性イボは自然に治ることはありませんし、放置
すると大きくことも多いので、気になるようなら早めに医療機関で相談しましょう。最後に、繰り返しになりますがヨクイニン美容液やクリームなどでは絶対に治りませんので、くれぐれも注意して下さい!
医師 医学博士 院長 野田 弘二郎
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こんにちは。肌爪先生こと、神楽坂肌と爪のクリニックの院長、野田弘二郎です。爪と肌の専門家として、皆さまのお役に立つ、質の高い情報を発信しております。YouTubeにて『神楽坂肌と爪のクリニック公式チャンネル』も開設しておりますので、登録がまだという方はぜひチャンネル登録をよろしくお願いいたします。
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動画ではなく、ブログで読みたい方は以下をどうぞ
タイトルを見てドキっとした方も多いのではないでしょうか。そうです。本日の話題は首を触るとザラザラする、アレです。鏡に寄ってよく見てみると小さなつぶつぶがたくさんできていて、襟元の開いたシャツを着たときに目立ちます。また、こすれて痒みの原因になったりして嫌なものですよね。本日の動画ではこの首のザラザラ、イボの治療や予防について説明していきたいと思います。
【目次】
30歳以上の人の首まわりにできる1ミリ位の小さな柔らかいできもの。皮膚と同じ色のことが多いですが、先端が茶色や黒っぽく色が付いている場合もあります。
このような皮膚の小さな飛び出しを一般に「イボ」と言いますが、首ではいくつもまとまってできることが多いので、触ったときにザラザラとした感触があります。この首のザラザラはどれも同じように見えても、顕微鏡で構造を観察すると、軟性線維腫か脂漏性角化症という二種類に分かれており、それらが混在していることが多くあります。
どちらも皮膚の表面近くにできる良性病変で、治療方針は同じですので区別する必要はありません。
■軟性線維腫
アクロコルドンとも呼ばれ、肌色で、付け根が細く小さく飛び出したものが多いですが、大きくなって先端が重さで垂れ下がったものもあります。また、首以外にも脇の下や背中太ももの内側に等にできることがあり、中には先端が1cm以上になるものもあります。
■脂漏性角化症
付け根が広く平らに盛り上がり、茶色ないしは黒色のことが多いです。表面に細かい凸凹があることが多いです。加齢によるお顔のシミは平らで見た目は異なりますが実はこの脂漏性角化症の一形態なのです。脂漏性角化症が盛り上がったものは老人性イボと呼ばれます。
どちらも基本的には無症状ですが、患者さんは「見た目が気になる」「こすれることで小さなキズができて、痒い」などの理由から来院されるケースが多いです。
当院に来院される患者さんのなかには、当院受診前に近所の皮膚科に相談したところ「老化だから、病気じゃないから放っておきなさい」と言われている方も多いです。たしかに首では邪魔になるほど大きくなることはなく、悪性化もないと考えていただいて結構です。見た目が気にならない方であれば、放っておいてもいいですし、痒みに関してもステロイド軟膏で簡単に改善します。しかし、首という目立つ場所なので、患者さんが見た目を気にされる、治療できるならキレイにしたいとお考えになるのも当然です。お気軽にご相談ください。
老化、紫外線、摩擦等が原因となります。首のイボが多く見られるのは、家族にイボの方が多い人、よく日焼けをする人、ワイシャツを着ることが多い人、日常的にネックレスをつける人、そして太った人です。
予防としてはなるべく紫外線を避ける、襟つきの洋服を避ける、ネックレスやマフラーなどでこすれないようにする、ダイエットをするなどが考えられます。とはいえ治療自体は簡単なので、予防する!と構えるのではなく、イボができたら治療すると考えるほうがシンプルです。
イボは飛び出した部分だけが病変であり、付け根より深い部分は正常皮膚です。つまり飛び出した部分を取り除くだけで治療できます。ただ、いくら治療が簡単だからとって、自ら対処は絶対にしないでください。自分で取ろうとして、ピンセットでつまんで引っ張ると、痛い上にイボの部分が伸びて余計に目立ってしまうこともあります。はさみで切ろうとすると深く切りすぎて血が止まらなくなったり、切り足りなくて付け根が残ってしまったりすることもあります。キレイに、そして安全に治療をするには、やはり病院で相談する必要があるということです。病院での治療には『冷凍凝固』『切除』『焼灼』の三つがあります。
冷凍凝固以外は基本的に麻酔が必要です。切除の場合、慣れた患者さんだと2,3個くらいなら麻酔なしで受けたいという方もいますが、イボが大きい場合は多少出血して高周波メスで止血が必要なこともありますし、レーザー焼灼は動くと危ないのでやはり麻酔は必要です。また、麻酔を使う場合『フィルム麻酔』『麻酔クリーム』『麻酔注射』があります。フィルムとクリームは注射と違って痛みが無い代わりに、効果がでるのに一時間くらいお待ちいただきます。
■施術時間について
冷凍凝固は1箇所10秒くらい、切除と焼灼は2~3秒です。皮膚の浅い部分の病変なので、どの方法でもキズはほとんど残りません。ダウンタイムは治療法によって3日~14日ほど。切除で最も短く、冷凍凝固で最も長くかかります。
冷凍凝固は数日でカサブタのようになりそれが2週間以内に取れて治ります。施術時間とダウンタイムが長いのが欠点ですが、液体窒素による冷凍凝固はほとんどの皮膚科で行われています。
切除は治りが速く、仕上がりも一番良いのですが、切りすぎて出血したり、切り残しがあったり、医師のスキルを要求します。ホームページなどで病院を選ぶ際は、美容皮膚科ではなく、形成外科や美容外科で受けましょう。また医師の手術実績などをチェックするようにしましょう。
焼灼に関しては医師のスキルは出にくいですが、やり過ぎて跡になることもありえます。また炭酸ガスレーザーなど治療機械は持っていない病院も少なくないので、どこでも受けられる施術ではありません。
どの治療法もリスクの小さい治療ですが、非常に稀に内出血、ケロイドが起こりえます。ちゃんとした病院を選べば心配いりません。
冷凍凝固と切除では健康保険が適用されます。ただし、首のザラザラの場合、多くの方が見た目の悪さの改善を希望されますが、こうなると美容目的となり健康保険での治療を断られるケースも少なくありません。保険で冷凍凝固する場合、3個までなら3割負担で700円ほどです。しかし、ザラザラするほどたくさんあるのに、3個だけとっても十分とは言えません。このような理由から、首のイボは自費で治療されることも多いと思います。
料金設定はクリニックによってさまざま。ネット調査によれば、イボ1個で600円~5,000円位とかなり幅があります。仮に30個取るとすれば1万8,000円~15万円と非常に大きな差になります。
肌と爪のクリニックの場合は、1個1,000円で切除または焼灼で除去します。下の写真は1〜2ミリのイボを43個取ったケースで、施術料は43,000円でした。
なお、5ミリを超えるような大きなものは健康保険で切除しますので、自己負担は5,000円ほどです。
■イボ治療に仕上がりの差はほとんどありません!
これは患者さんから伺った話ですが、とあるクリニックで30個ほどのイボをレーザーで除去したところ、20万円を超える高額請求をされたそうです。1個7,000円にもなります。イボの治療について独自の方法をアピールするクリニックもありますが、仕上がりの差はほとんどありません。もちろん、安いところが良いとも言えませんが、料金については必ず複数のクリニックを比較して選ぶようにしてください。これは、ぜひご自身だけでなく、周りの家族や友人にも教えてあげてください。
本日は首のイボについてお話しさせていただきましたが、いかがでしたでしょうか。治療のところで「ヨクイニン」と呼ばれるハトムギエキスの飲み薬やクリームの話をしなかったことに「おや?」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。実際、首のイボにそうした薬を試したことがある方はたくさんいらっしゃいます。実は首のザラザラしたイボにヨクイニンはまったく効果がありません。そのことは新聞にも取り上げられました。
ヨクイニンの効果が見られるのはウイルス性のイボに限られるからです。そして、ウイルス性イボは首に多発することはありません。
ところがSNSを中心にこれらのイボを意識的に混同した広告手法で、ハトムギクリームが「首のザラザラに効く」と謳い、ネット上で販売している業者がたくさんいます。ハトムギエキスが首のザラザラには効果がないことは、たくさんの医師がネットに書いて警鐘を鳴らしているにも関わらず、残念なことに多くの方がだまされてしまっているのが現状です。
ただ、そうしたクリームは効果がないだけで、健康被害を起こすことがないのが唯一の幸い。
「安いし、病院に行く前に試しに買ってみよう」という消費者心理につけ込んでいるのです。消費者をあざむくような商品を安いからと試しに購入してはいけません。その消費行動が同じように欺される人を増やし続けるからです。
<このブログをご覧になった皆さんは、だまされないで下さい!>
医師 医学博士 院長 野田 弘二郎
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首を触るとザラザラし、よく見ると小さなつぶつぶがたくさんできている!という方はいらっしゃいますか。
主に首や脇のあたりにできる、皮膚からぶら下がるようなごく小さなできものです。単発ではなく、たくさん出来ることが多いです。skin tagと呼んでいますが、正式にはアクロコルドン、軟性線維腫というものです。
何も症状がないことも多いですが、来院される方は、首を触るとザラザラとして気になる、少し大きなものの場合引っかかる、痒みがある、などを理由に来られる方も多いです。
↓YOUTUBE動画で詳しく解説しています↓
【40代以降必見!】 首のザラザラ・イボをキレイさっぱり【イボレーザー、保険治療も解説】
【治療】切除【リスク】出血、内出血
【施術費用】1個切除・・1,000円、20個切除・・20,000円、自費初診料3,000円(税別)
温かく過ごしやすい日が増えてきましたね。
健康な肌のために、紫外線対策や保湿、良質な睡眠・食事などは欠かせませんが、
できてしまったシミはどうぞご相談ください!
レーザー照射前
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しみレーザー治療【レーザー】MedLightC6【リスク】炎症後の色素沈着【施術費用】1×1cm 15,000円(税別)自費初診料3,000円(税別)その他、軟膏テープなど
頭皮のできもの手術の経過です。頭皮にも、やはり、イボやほくろができます。
快く写真提供にご協力いただいた方々に感謝申し上げます。
髪を洗う時などに、指先に当たり気になるとのことでした。
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術後2週間 抜糸時です。
赤みは半年程度でなくなります。
皮膚を切る方向をよく考えて、後々傷が目立たないように工夫をしますが、傷の幅が今後ある程度(数ミリ)出て、その傷の部分に髪の毛が生えない可能性をお伝えします。
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他の方の経過です。
術後2週間 抜糸直前
手術をしてから、抜糸までの間も、洗髪をしていただいて大丈夫です。
術後2週間 抜糸後
術後2週間 抜糸後
髪の毛を下ろすと、傷が隠れるようにしています。
皮膚腫瘍の治療・・・皮膚皮下腫瘍摘出術 【手術】局所麻酔の注射の後に手術を行います。腫瘍を切除し止血確認後に皮膚を縫合します。【リスク】皮下出血、感染、瘢痕、ケロイド【手術費用】保険診療になります。大きさや部位により異なります。(例:約9,000円:頭部・顔面の5mm程度のできもので3割負担の場合。診察料、検査料、麻酔料、お薬代などを含む概算。)
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院長野田 弘二郎 | - | ● | ● | ● | ● | ● | - |
副院長野田 真喜(女性) | - | △ | - | △ | - | △ | - |
当院には駐車場はございません。お車の場合は飯田橋駅ラムラ地下駐車場が便利です。(30分:300円・駐車サービス券はございません)