おでき、ほくろの日帰り手術Boil and Mole
ある日、見慣れないおできを見つけたら?病名が分からないからネットで下調べもできない、どの病院に行ったら良いかわからないし、いろいろ不安になるもの・・・
- キズが残るの?
- 治療は痛くない?
- 治療費が高いのでは?
- 何日もお風呂に入れない?
- 悪性の可能性は?etc.
当院では皮膚腫瘍外科指導専門医、美容外科医、形成外科専門医の資格を持つ医師が、病理専門医とともに、患者様の安全と術後の仕上がりを最優先として治療に当たります。
※おできの種類については「母斑・粉瘤・脂肪腫…皮膚にある「できもの」これ何!?(All About)」もご覧下さい。
おでき、ほくろ日帰り手術 3つの特徴
- 特徴1健康保険が使える日帰り手術
- 特徴2美容外科の技術と器具で縫合
- 特徴3通院は初診手術と抜糸の2回だから負担が軽い
※皮膚腫瘍のレーザー治療は保険外となります。
治療前後の比較
皆さん一番不安に思われるのはキレイに治るのかということ。
そこでまず、手術のビフォーアフターをご覧いただきます。写真は修正しておりません。どれも当院で健康保険を使った手術例ですが如何でしょうか?
最後の2つのケースはレーザー治療ですが、キズはどうでしょう?
通常半年程度はキズ跡は淡いピンク色で押すとしこりのように触れますが1年もするとそうした症状はなくなります。
※医療法改正によって手術前後の写真を表示する際に義務づけられた「治療内容、費用などに関する事項や、治療などの主なリスク、副作用などに関する事項等の詳細な説明」は以下のとおりです。
- 治療内容:
- 皮膚腫瘍切除術。注射による局所麻酔をして皮膚腫瘍を切除します。創を接合させて0.1mm以下の細いナイロン製糸を用いて縫合します。5~10日後に抜糸が必要で、その間は自宅で軟膏処置をしていただきます。レーザー手術の場合は縫合はせず、傷は自然に瘢痕治癒させますがその場合でも5~10日程度軟膏処置が必要です。
- 費用:
- 切除手術では健康保険が使えます。提示した症例では自己負担は3割負担の場合で8,256円(初診料、手術料、麻酔料お薬代など一切を含む)。抜糸の際に再診料と処置料計380円が必要です。レーザー手術の場合は全額自費となります。提示した症例ではお支払の総額は20,190円(税、初診料、手術料、麻酔料お薬代など一切を含む)となります。
- 主なリスク、副作用:
- 希に手術後の内出血がありますが10日ほどで自然に消え、最終的な仕上がりに影響はありません。希な合併症として麻酔薬に対するアレルギーがあります。他に可能性としてケロイド、傷が目立つ、神経損傷、血腫、皮膚壊死、傷が開くなどが起こりえます。万一起きてしまった場合は必要に応じて治療をします。
治療のながれ
- 診察と説明
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医師(女性患者さんは女性医師もご指定いただけます)が診察します。おできの臨床診断、場所、大きさ、深さ、および患者さんのご希望を総合的に判断して最適な治療法を提案します。尚、入院治療が必要な場合は大学病院などへの紹介もいたします。
- デザイン
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前準備としておできの場所と切開予定線を特殊なペンでマーキングします。簡単なようですが実は治療結果に大きく影響する、重要なプロセスです。
- 麻酔
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注射による局所麻酔をします。当院では美容外科用0.3ミリ極細針(一般的に使われるのは0.45~0.6ミリの安価な太い針)を使います。手術中の痛みは全くありません。時間に余裕のある方は注射麻酔の前にフィルム麻酔を選択することで注射の痛みを軽減出来ます。その場合フィルム麻酔が効くまで45分ほどお待ちいただきます。
- 手術
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おできを完全に取り除き、高精度の高周波メスを使って慎重に止血します。その間の痛みは感じません。皮膚科ではキズを縫わずに自然治癒させることも多いのですが、治りに時間がかかる上、キズ跡も目立ってしまいます。当院では美容外科のテクニック、器具、無傷針を用いて丁寧に縫合します。手術時間は普通10~15分程度。かかっても30分です。レーザー治療の場合は数秒で終了。術後はキズに目立たないパッチを当て、痛み止めなどの術後薬を処方します。
- 術後の安静と処置
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洗顔、シャワーやシャンプーは当日から可能です。日常生活に制限はありませんが安静のため、術後2-3日はサウナや温泉、激しい運動や大量の飲酒などの体が熱くなることは避けていただきます。安静にしていただくことで痛み、出血はほとんどありません。キズは濡れても問題ありませんが、逆に乾くとキレイに治りません。1日1-2回、処方される軟膏を薄く塗ってバンドエイドなどで保護して下さい。消毒のための通院は不要です。
- 抜糸
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5~10日後に抜糸をしますが、表面がツルツルの極細糸のため痛みはありません。尚、切り取ったおできは検査センターの病理専門医により病理診断、切り残しがないか、悪性細胞の有無などがチェックされ、結果は抜糸の時に説明いたします。
- 術後経過
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傷跡は半年程度は淡いピンク色で、押すとしこりのように触れることもありますが数ヶ月でほとんど目立たなくなります。
レーザー治療
メスを使わず、強力なレーザー光を当てておできを焼灼しケムリに変えて取り除く治療法です。
レーザーは薄いホクロや顔や首のイボなど皮膚表面にある病変の治療に適しています。
治療費が全額自費となりますが、注射でなくフィルムによる無痛麻酔が可能、治療時間が数秒と短い、縫わないので抜糸が不要といったメリットがあります。ホクロのレーザー治療は瘢痕組織が多くなるという欠点がありますが、症例を選ぶことでキズ跡は手術と同等、あるいはそれ以上にキレイになることもあります。ホクロが大きかったり深かったりする場合は手術の方がむしろキレイに仕上がることも多いので一つ一つのケースでどちらがより適しているかを医師が判断し提案いたします。
実は両方の治療から選べるクリニックは多くはありませんが、ここが当院の強みの一つであり、患者さんにも大きなメリットにもなります。
費用の目安
おできの治療は健康保険が使えますので手術だからと言って何万円もかかるものではありません。
大きさ、種類によって異なりますが、例えば、お腹に出来た1センチくらいの良性のおできであれば自己負担は検査や薬などを含む総額で7,000円強です。顔の5ミリ程度のホクロだと9,000円弱です。
尚、レーザーの場合は全額自費になりますが、顔の2mm以下のホクロ3カ所をレーザーでとると33,000円(税込み)となります。
上記費用は目安ですので、正確な料金を知りたい場合は医師による診察が必要です。
ご予約
「おでき、ほくろ治療」は予約制です。
女性患者さんは女性医師も指定出来ます。
血液検査は不要で、手術の準備は常に整えているため患者さんは初診当日に治療を受けられるのが普通ですが、診断説明だけのご予約も可能です。
おでき、ほくろ治療のよくあるご質問
- 夏に手術をすると化膿しやすいですか?
- キズは正しく管理すれば化膿することはありません。また季節による違いもありません。
- 消毒しなくても化膿しませんか?
- キズをよく洗っておけば化膿はしません。消毒液はかぶれることがあるので使わないで下さい。
- 手術中は意識がありますか?
- 局所麻酔ですので意識があり、会話もできます。痛みは全く感じませんが触れられている感覚はあります。
- 水に濡らすとキズの中に水が入りませんか?
- 入浴程度ではキズから水が入ることはありません。万一に入ったとしても問題ありません。
- ケロイド体質ですが、ケロイドになりませんか?
- 場所によってはケロイドになりやすいことがありますが、リスクが高い場合は医師から事前に説明があります。
- 血が固まりにくい薬を服用していますが、手術は大丈夫ですか?
- 薬を止めること自体リスクがあるので通常は薬は止めずに手術をします。多くの出血が予想され、休薬したほうが良い場合は医師から説明があります。