オニックスワイヤー™による切らない巻き爪矯正
- 2022.02.19
巻き爪矯正とは変形した爪に少しずつ力を加えながら形を整えていく、歯の矯正のような方法です。
メスを使うことなく、治療の痛みを我慢していただくことも無く、巻き爪の痛みを取り除き変形を治療することができます。代表的な矯正法として超弾性ワイヤー法、VHO法、クリップ法、BSブレイス法(BSスパンゲ)などがあります。もっとも広く普及しているのは超弾性ワイヤー(マチワイヤー法、オニックスワイヤー™)を用いた矯正法です。
その特徴は
- すぐに痛みが取れます。
- 矯正力が強力なので高度な巻き爪変形に分厚い爪にも対応出来ます。
- 医師が行うため化膿や水虫などの合併症にもワンストップで対応可能です。
- 親指以外の矯正も可能(医療機関によって異なります)
治療の流れ
- 矯正開始前
- 爪に精密ドリルで穴開け
痛み無くわずか数秒で完了。もちろん麻酔も不要。
- オニックスワイヤー™を穴に通して短くカット
ワイヤーの端が刺さったり、飛び出して靴下に引っかかることはありません。
- ワイヤーを固定
接着剤を塗りLEDライトをあてると10秒程で完全硬化。すぐに靴下がはけます。
- 矯正開始後
症例1
- 深爪の症例。爪が極端に短く、また変形が強いため両わきは皮膚にめり込みワイヤーを入れる場所がほぼないが、痛みが強く治療を急ぐケース。
- ギリギリの場所にワイヤー2本装着することができたため、治療当日に痛みが取れた。
- 後日爪が伸びてから余裕を持って矯正を継続し、爪は良好な形となった。
症例2
- 右足親指爪の内側に強い変形があり、角が食い込んで出血している状態。早く変形を矯正し痛みを取りたいが、変形部分で爪が厚いため矯正治療に抵抗することが予想される症例
- 爪をべべリング加工後にワイヤーを装着。装着直後より爪が開き始めすぐに痛み消失し、矯正終了後は爪は完全に平らになっている。
症例3
- 左足親指の爪に全体に強い変形があり、爪が分厚い症例。このままでは矯正は困難と判断し、爪をシンニング加工してから矯正開始した。尚、このケースでは水虫の検査で菌は見つからなかった。
- 痛みは矯正開始直後から無くなり、最終的には爪は変形前の姿を取り戻している。
症例4
- 複数の病院で相談したが治療を断られたり、爪を抜くしかないと説明された重症のケース。
- オニックスワイヤー™による矯正治療を行い、半年後には爪の形は正常化した。
症例2
- 左足の人差し指のケース。他院で相談したが親指以外は治療できないと説明されたケース。
- オニックスワイヤー™による矯正治療を行い、2ヶ月で爪の形は正常化した。
症例3
- 手の親指爪の高度な変形によりボタンが留められないほど強い痛みがあり、他の病院で爪を抜くしかないと言われたケース
- オニックスワイヤー™矯正により痛みはすぐに消退し、2ヶ月で爪の形は正常化した。
再発することがありますか?
あります。矯正を受けた患者様の概ね2-3割が再矯正を希望されて再診されます。再発を防ぐために矯正後に十分な対策が必要ですので矯正終了時に詳しく説明いたします。
矯正期間はどのくらい必要ですか?
標準的な治療期間は6ヶ月間です。矯正期間は病院によって異なり、1か月から2年程度です。矯正期間は短いと戻りやすく、長いと通院が続かなくなってしまうためオニックスワイヤーでは通常6ヶ月としています。もちろん希望により期間を変更することも可能です。
ワイヤーを自分で外すことが出来ますか?
はい。ワイヤーは爪の穴に通してあるだけなので、固定ジェルをとればワイヤーを引き抜くだけで外せます。ワイヤーは非常に硬い素材なので爪切りなどを使用した場合は刃が欠けて使えなくなってしまうのでご注意下さい。
ワイヤーが外れてしまうことがありますか?
あります。足を踏まれたり、爪がもろかったりすることではずれることがあり、全体の5%程度です。
ワイヤーが外れた場合自分でつけることができますか?
いいえ、ワイヤーはつけ外しは出来ません。矯正中にワイヤーが外れてしまった場合には来院していただく必要がございます。ご自身でつけ外しの出来るクリップタイプの矯正器具もあり、通院の難しい方に好評いただいております。
足の親指以外も矯正出来ますか?
受診する医療機関によって異なります。受診先にの医療機関に直接お問い合わせ下さい。