ピアスの穴あけは医療行為 なぜ?
こんにちは😀
本日はピアスの穴あけについてです。突然ですが、ピアス穴を開けることが医療行為(法律用語では医行為)であることをご存じでしょうか🍀ピアス専門店やピアススタジオに足を運ぶ方も多いと思いますが、医師ではない人がピアスを開けることは厳密には違法なのです。その根拠となるのは医師法第17条であり、ピアスをあけることが「人体に危害を及ぼすおそれのある行為」にあたるため。
ただし、ご自身やお友達があける場合は医師法違反にはなりません。これらは反復・継続した事業、つまりお仕事として行うわけではないからです。
法的問題に目をつぶったとしても、問題になるのはピアストラブル。出血や感染、金属アレルギー、耳が切れる、ピアスが埋まる、粉瘤やケロイドなどなど・・・😢。また実はピアストラブルの半分以上はファーストピアスで生じ、一度起きると生涯に渡ってトラブルが続くことも珍しくありません。こうしたトラブルの予防・治療には医師の知識と技術が不可欠です。ピアスの穴あけは、皮膚科や形成外科などで相談しましょう。ピアストラブルを多く扱う医療機関であればより安心です。当院でも行っておりますので、是非ご相談ください。
【記事監修・執筆】
医師 医学博士 副院長 野田 真喜
- 日本形成外科学会専門医
- 日本美容外科学会メディカルスキンケアスペシャリスト(MSCS)
- オールアバウト公認 皮膚外科ガイド
- 日本形成外科学会、国際形成外科学会、日本口蓋裂学会、日本美容皮膚科学会会員