ピアス穴閉鎖手術のお話(前編)就職決まった!さて、ピアスホールはどうやって閉じるの?
最近ピアスホールを塞ぎたいというご相談が増えています。神楽坂肌と爪のクリニックは耳垂裂などのピアストラブルや拡張ピアス閉鎖などををたくさん手がけてきましたので、「ピアス関係に強い病院=肌と爪のクリニック」ということでネット検索で見つけやすいのかもしれません。ピアス穴の閉鎖というのは、正常なピアス穴を塞ぎたいということですからピアストラブルということではありません。では何故皆さん塞ぎたいのか、理由は皆さんそれぞれですが、多いのは・・・
男性だと「就職が決まった」、「就職試験を受ける」、「職場で差し支える」、などの社会的事情がほとんど。日本では男性ピアスはチャラいイメージがあるらしく、堅い職場で向けられる目は厳しいようです。
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〜拡張ピアス閉鎖について(たぶん)世界一詳しく書かれたブログ〜
幸い上司に「閉じてこい!」と言われたみたいなパワハラ案件は聞かないですが、逆に「後輩に示しがつかないから塞きたい」という方がお一人だけいらっしゃいました。
「子供が大きくなった」という方もいらっしゃいました。若気の至りで自分は開けてしまったけど、今は後悔しているので子供にそいういう思いをさせたくないのだとか。「あるいは父の威厳が失われる」とおっしゃる方も。うん、わかる。子供の力は大きいですから。以上男性に多い理由。
女性だと「ピアス穴の場所がイメージとなんか違う」、「左右で位置がズレた」、「上過ぎた/端っこ過ぎた」、「穴が斜めってピアスがおじぎする/左右のピアスがあべこべの方を向く」、「並んだピアス穴が同士が近すぎてピアスがつけられない/当たってしまう」など穴の開け方の問題がほとんど。自分で開けたり、友達などピアスに十分な知識の無い人が開けた事による問題が多いようです。
ドンキで1000円ピアッサー買って友達に開けてもらったら場所が変になっちゃってケンカになったという患者さんもいらっしゃいました。ピアスの位置も変だし、お友達まで失ってしまい踏んだり蹴ったり・・・。雑貨屋のピアッサーはいろいろトラブルも多いですから病院で開ける方が安心ですよ。それもピアスに慣れた病院がお勧め(笑)で、その方は当院の手術で一度閉じて、当院で開け直されました。その後、仲直りは出来たでしょうか?そこも気になります。
「ピアス穴が多くなりすぎて気味が悪いと言われた」、「減らしてスッキリさせたい」というのは男性、女性問わずありますね。たくさん開けて、気がついたら穴だらけになっちゃったみたいな。隣同士繋がっちゃったりとか。穴がものすごく多いと難しくなりますが、繋がっている場合は費用も高くなりますが可能な限り自然になるよう対応させていただきます。
ほかに「金アレでかぶれる/黒ずむ」など、体に合わず「今後ピアスはしないので穴も塞いでしまいたい」という方も。金アレは治せませんからね。現代の医療では金属に触れないしかやりようがないのです。チタンとかプラチナとかアレルギー起こしにくい材質もありますが、敏感な方はそれでもダメなことも多いのです。もちろんアレルギーがあっても穴は綺麗閉じれます。
このように様々の事情でピアス穴を塞ぎたくなった方が相談にいらっしゃいます。「肌と爪のクリニックはピアストラブルをたくさん扱っているのできっと上手なんじゃ無いかと思って」と嬉しいお言葉も。耳垂裂手術も多いですがピアス穴閉鎖もたくさんやっておりますよ!滅多にやらない医者より慣れてて当然です。
手術料は麻酔込みで1カ所4.4万円、2カ所目以降は1カ所3.3万円(2023年1月10日現在ピアス穴閉鎖のモニター募集はおこなっておりません)です。
上記はあくまでも正常な普通のピアス穴を塞ぐ料金です。ピアス穴が耳たぶの端ギリギリにあったり穴が長くなって耳たぶ切れかかっている、二つの穴が繋がっている、たくさん穴があって耳たぶがボロボロになっている等の場合は手術内容も変わってきますので同じ料金ではありません。正確な料金は医師の診察が必要ですのでご理解下さい。
当院にいらっしゃる前に美容外科を受診され、両耳で20万と言われてあきらめたという患者さんがいらっしゃいました。払えないので帰ろうとすると20才台なのに女性カウンセラーから顔のシワ取りを薦められて腹立たしかったそうです。ただでは帰さないのですね・・・。美容外科こわい・・・
どうせ閉じるなら目立たず、お安く綺麗に閉じたいという気持ちは当たり前ですね。では、具体的にはどうやってピアス穴を閉じる時のか?長くなってしまったのでこのあとは後編で詳しくお教えします。