できもの治療 手術
- 2014.12.09
できもの専門外来 治療をするのであれば、出来る限り目立ちづらく奇麗なキズが良いと思うのは当然です。当クリニックではすべての手術を形成外科専門医が行っており、単にできものを取るだけではなく、より奇麗な仕上がりになるように最善の方法を提案させて頂きます。治療は、大きく手術治療とレーザー治療の2つに分けられます。 まずは、症例をご覧下さい。
手術前 ↓
手術後
手術前
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手術後
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手術後
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手術後
1-1 手術による治療いわゆる『できもの』には、じつに様々な種類のものが含まれており、その種類や、良性or悪性、部位、大きさ、深さなどにより治療は異なりますが、おおざっぱに言うと、すべてのできもの治療の目的は、できものを取り除くこと(治療)と、できものが何であるか調べること(病理検査)です。 1-2 手術による治療の流れほとんどの場合、受診当日の手術治療が可能です。全身麻酔が必要と思われるものなどは、大学病院などの総合病院に紹介致します。局所麻酔下に除術を行います。できものをすべて取り除き、かつ最終的な傷跡がより小さく、目立ちづらいように切り取る範囲に印を付けます。なるべく痛みの少ない様に細い注射針を使用し、麻酔をします。痛みを感じなくなったことを確認し、できものを切り取り、キズを縫います。その際、キズをより奇麗に仕上げるために、形成外科の特殊な縫合をします。上の写真はすべて手術により切除されたものです。手術時間は大きさによっても異なりますが、おおよそ10~30分程度です。切除したできものは顕微鏡の検査(病理検査)に出し、詳しく調べます。 1-3 通院回数ご質問を受けますが、術後の消毒などのための通院はありません。手術当日と、術後1週間程度で抜糸のために来院して頂きます。抜糸の際に病理結果をお伝えします。 1-4 手術の料金手術の場合は健康保険の適応になりますので、手術料金は全国一律の料金で、3割負担の方で窓口支払いはおおよそ4.000円から25.000円です。手術代とは別に、術後の内服・外用薬などで数百円かかります。同じできものでも、部位や大きさにより料金が異なります。また、血管腫、神経腫などの腫瘍では料金が少し高くなります。
2-1 レーザーによる治療すべてのできものでレーザー治療が適している訳では決してありません。レーザーで治療が出来ますかという質問を本当に多く聞きますが、手術の方がのちのちより奇麗でほとんど目立たないキズになることもたくさんあります。手術を行わない病院ではレーザー治療を薦められるかもしれませんが、どの方法にもそれぞれメリット、デメリットがあります。レーザー治療は極小さく、浅いほくろやイボの場合、病理検査を必要としない場合などに適しています。メリットは、施術時間が5分程度と短いこと、症例によっては手術より傷跡が目立ちにくいこと。デメリットは再発の可能性があること、自費診療であること、症例によっては傷跡が目立ち易いこと、治癒期間が手術よりも数日は長くなることが多いことなどです。どちらかの治療しか行っていない病院では、意見も偏りがちになり得ますので、治療の選択肢が多い病院での治療をおすすめ致します。 2-2 レーザーによる治療の流れ外径が0.3㎜ととても細い注射針で局所麻酔を行います。痛みを感じなくなったことを確認した後に、レーザーを照射しできものを取り除き終了です。施術時間はおおよそ5分程度です。できものを取った部分は創傷被覆材という粘着性のテープを貼ったり、軟膏を塗布後絆創膏を貼り、キズが治癒するまで保護します。 2-3 レーザー治療の通院回数受診頂いた当日に施術が可能ですので、施術日1日と、その後の経過観察のために施術後1~2週間が目安で1日来院して頂きます。 2-4 レーザー治療の料金自費診療になります。当クリニックのでレーザー治療の料金は16.200円から27.000円となります。詳しくはホームページをご覧下さい。
レーザー施術前 ↓
レーザー施術後
レーザー施術前 ↓
レーザー施術後